元旦に思った事

昔を思い出すことは簡単だ。だが記憶に残るような良い思い出とか、二度と経験したくもない思い出とかに限定されるのが欠点。一方で、日常のさり気無い生活の中で、フと思うことはよくある事だ。ところが、そのよくある事は泡沫のように生まれては消えていく。まるで徒然草の出だしのようだ。このブログでは「雑感帳」と銘打っている通り、特別なテーマはない。そこが良い。その時その時に感じたことを、ひたすら文字として表現してみる。だから結果としてフと感じた些細なことが消えることなく残っている。考えてみれば、よくも1000日以上も毎日感じたことを綴ってきたものだと思う。読み返すと、勿論その時はその通りと感じたことを納得する。でもそれがいつも自分の頭の中を占めている訳というものでもない。日記かというと、それもまた少し違う。文章は例え短文であれ、起承転結が基本にあると考えている。日常の些細な事を考察して、自分なりの筋道と結論を導き出す作業が、認知症発症を遅らせていると思う。ブログは老化防止の最良の良薬と言えると思う。今年もスタートした。