カテゴリ:201401



31日 1月 2014
リケジョの快挙と同じように女性の活躍が目立つのがスポーツだ。ジャンプの高梨、スケートの浅田、テニスの伊達らが輝いているが、落ち込みの目立つスポーツもある。女子柔道だ。監督の暴力問題から1年が過ぎた。現在、柔道界は暴力を撲滅し、選手の自主性を重んじる方向で模索している。ところがすっかり箍までも緩んでしまったようだ。監督を替えろと言い出す者や、軽い怪我でも試合出場を辞退する者や、辞退したのにヘラヘラ笑いながら試合観戦する者が増えたとのこと。その証拠に昨年のブラジルの世界選手権では、22年ぶりに個人戦金メダルなしに終わったことがその事実を物語っている。暴力指導は撲滅しなければならない。しかし、強制されてきつい練習をさせられるのは辛いだろうが、強制がなくなると己を律し己に厳しさを課せないのも悲しいことだ。女子柔道は監督もコーチも選手もオーバーシュートしてしまった状態にあるようだ。リケジョを捩って女子柔道にジュジョなる造語を作ってみた。今の女子柔道は「ジュジョの愚挙」と言える。早い時期での立ち直りを期待したいものだ。
30日 1月 2014
今日はSTAP細胞のニュースが日本中を駆け巡った。理研のうら若き女性が山中教授のiPS細胞に匹敵する新しい万能細胞を開発したとのこと。成果は革命的で幹細胞生物学の新時代の幕開けだと語る著名な研究者もいる。彼女がこの研究を着想したのが6年前。刺激を与えると幹細胞に変化するという研究成果は、当初周りの研究仲間からは「きっと間違いだ」と言われたほど画期的な発見だったようだ。更に昨年英科学誌ネイチャーには「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している」と酷評され掲載を却下されたとのこと。だが人の役に立つ技術だという信念と、あと1日頑張ろうという執念が大輪の花を咲かさせたようだ。日本の大学では一時理系離れが進んでいたが、最近は理系を目指す女子大生が注目されている。理系の女学生や研究者を「リケジョ」と言うらしい。まさにリケジョの女王と言える。マウスからヒトへの道程には極めて難しい技術開発が待ち受けているかもしれないが、是非とも持ち前のガッツで乗り越えてほしいものだ。研究の成功を祈りたい。
29日 1月 2014
弁当の定番「シャケ弁」の表示を「ニジマス弁」にすべきかと揺れている。食品偽装騒ぎで養鶏を地鶏、ロブスターを伊勢海老、養豚を黒豚など色々あったが、それらはまさしく偽装で犯罪だった。ところが、消費者庁が過剰反応し、食品を正確に名前付けするためのガイドラインを発表した。その一例が「ニジマス弁」だ。果たして正確に名前付けするという行為が真っ当なのだろうか。サケはシャケとも呼ばれるサケ目サケ科サケ属の魚。一方マスは同じサケ目サケ科だが、日本でサケ類(ベニザケ、シロザケ、キングサーモン等)と呼ばれる魚以外のサケ科の魚をまとめた総称。外国でもサケとマスの名付けは入り乱れているのが現状だ。即ち全部サケでシャケなのだ。自分自身の経験で言うと、昔のシャケ弁は身が締まっていて塩辛かったが、今のシャケ弁は身が柔らかく淡泊。自分は昔の方が好きだが、それは単なる個人の好みの範疇だ。昔の塩辛いシャケこそシャケだと言っても、逆に今の味気ないマスこそシャケだと言っても、味の違いはあれ、それはそれで良い。それこそが文化の継承だと思う。だからシャケ弁は何時まで経ってもシャケ弁なのだ。たとえサケからマスに変わったとしても、その時代が受け入れるシャケ弁なのだと思う。消費者庁は文化というものをもっと真摯に考えて、答えを出すべきだと思う。敢えて言えばシャケ問題などに関わらず、消費者庁はもっと地に付いた真面な問題を採り上げるべきだと思う。
28日 1月 2014
健康志向で自転車ブームが続いている。休日になるとスポーツタイプの自転車にヘルメットを被った人を良く見かける。健康的な風を感じる反面危うさも感じてしまう。先日赤信号の交差点に突っ込んだ自転車が女性とぶつかり死に至らしめた事件の判決が出た。刑事裁判では禁錮2年執行猶予3年、民事裁判では損害賠償4700万円の判決。無謀な運転で死に至らしめたのだから、当然と言えば当然だが、何か違和感がある。自転車が自動車並みの賠償額になったことには、違和感ではなく時代の流れを感じる。昨年検察庁は悪質な自転車運転を立件する方針に転換したらしい。それはそれで良いのだが、自転車に対する司法体系のアンバランスに違和感がある。競技用のブレーキのないピストに乗り一般公道で悪質運転を繰り返すと安全講習が義務付けられた。だが公道をピストが疾走するということは、謂わば刃物を振り回しながら走っているようなものだ。刃物を振り回す者には、安全講習ではなく逮捕が必要のはず。しかし一概に罪を重くすれば良いというものでもない。自転車運転の安全向上は大人の知恵の出し所だ。
27日 1月 2014
「三十路式」なるものがあることを初めて知った。文字通り30歳になった時の式典で、20歳の時の成人式の向こうを張っている。成人式の時は、20歳だから選挙権を得たとはいっても、大半が未就職で子供同然だ。式典では騒ぐし来賓の話も聞かない。要するに成人式は、単に20歳に到達したことを祝うだけで、一人前の大人と認定するものではない。ところが30歳になると立派な大人だ。仕事を持ち社会人として居場所もある。仕事や家庭や会社や人生に自分なりの考えを持っているし、日本の事や世界の事にも見識を持っている。30歳が一堂に会し交流することは価値がある。三十路式を地方単位で行えば地域の活性化に繋がるだろうし、参加者にとっても業種や立場を超えた交流は、生き方を振り返るよい機会になるだろう。三十路式が全国に拡がり始めているという。良い事だ。成人式はそこそこにして三十路式に力を入れた方が、世の為人の為になりそうだ。三十路式は「大人の認定式典」とも言うそうだが、認定は自分自身が行うべきだ。それが大人というものだろう。
26日 1月 2014
フランスのオランド大統領は女優との密会がバレて、事実婚のパートナーとの破局を迎えたとのこと。ロシアのプーチン大統領は去年30年間連れ添った奥さんと離婚した。アメリカのオバマ大統領はマンデラ元南ア大統領の葬儀でデンマーク女性首相とイチャイチャしミシェル夫人にドヤされた。日本も例外ではない。安倍首相夫人は家庭内野党として名を馳せ、二人が仮面夫婦であることは公然の秘密になっている。良く言えば「英雄色を好む」かもしれないが、寧ろ「大統領も人の子」と言うべきか、それとも「堪え性がない」と言った方が言い当てているように思う。政治家に真直ぐな気持ちを持つ人は稀だ。だが機を見るに敏。常に何事も天秤に掛けて判断する性質があるようだ。それにしても、余りにも目先のことだけににしか目が向かない世界の首脳は情けない。いま世界中が混沌としている状況が必然であるように思えてくる。
25日 1月 2014
NHKの会長が交替した。元三井物産の籾井という新会長は、歴代の会長とは肌が異なり何か期待出来そうな予感がする。開口一番「NHKのボルト、ナットを締め直す」と宣言し、組織の引き締めと外国向け放送に於ける日本の主張を最優先課題として取り上げた。受信契約をする時代ではなくなってきたと言い、また海外向け放送では初めて会長が英語でスピーチをした。何かしそうな滑り出しだ。自分が思うに、今のNHKには公共放送という自覚がない。受信料をふんだくって、民放の向こうを張って、金に糸目を付けずお笑い芸人を総出演。これが公共放送だろうかと情けなくなる。本来公共放送は民放とは一線を画すべきものだ。最低限のコストで、最大限の国として必要なニュースを流すのが責務のはずだ。ニュースに重点を置き、娯楽番組は全てカットし、英BBCが抉って作るようなドキュメンタリーを増やす一方、日本を真に知ってもらうため海外向け番組を強化すべきだと思う。そのような改革が出来れば、今の受信料は決して高くはない。残念ながら今は余りにも高過ぎる。新会長には(コスト)パフォーマンスを期待したいものだ。
24日 1月 2014
240kmを走り、やっと走行距離1万kmを達成した。2日間ともほぼ計画通り巡り楽しい旅だった。ただ2点ほど想像とはかけ離れたシーンに出くわした。一つは鋸南の水仙ロード。数年間に行った時は、鋸南町が町興しのため町を上げて「水仙の里」を宣伝していたためか、沢山の幟が立ち並び車が通れないほど観光客で溢れかえっていた。ところが今年は幟もなく人も疎らだ。数年前の賑やかさは何だったのだろうかと思った。それにしても日本人とは何と熱し易く冷め易い人種なのだろうと感心した。しかし結果として、水仙ロードが里山の静けさを取り戻したことは良い事だと思う。静かに里山を散策し花を愛でる方が水仙にとっても嬉しいに違いない。もう一つは三浦半島城ケ島の猫。1、2年前に見たテレビでは、城ケ島には沢山の猫が住み着いていた。しかも人馴れしていて猫好きにはたまらない島のように思えた。ところが何処を見ても猫一匹いない。まるで神様がこの世から全ての猫を消し去ってしまったかのようだ。猫のいない城ケ島は魅力が半減する。三浦市は観光政策を間違えたように思う。狐に抓まれたような不思議な気持ちになり、風も強いので早々に島を出て帰路についた。
23日 1月 2014
車を買い替えてから4年半が過ぎたが、未だに走行距離は1万kmに達していない。普段は近所のスーパーやテニスに行くため週に数度しか乗らないためだ。だから車のために時々長距離を走るように努めている。今日は、車のお守りとカミサンの要望に応えて、1万kmを目指し東京湾一周ドライブ1泊旅行に行くことにした。カミサンの好きなパターゴルフをするため東京ドイツ村に立ち寄り、鋸南の水仙ロードを散策し、露天風呂付き旅館で1泊。明日は、風がなければフェリーで久里浜に渡り、昼食は三崎で海の幸、猫が沢山いる城ケ島で癒しの一休み、帰りがけに三浦野菜を買って帰宅する予定だ。天気も良い。いざ出発。
22日 1月 2014
未だに討論会も開かれない都知事選は珍しい。立候補者はほぼ出揃ったようだが、主張がテンデンバラバラだから議論しても噛み合うはずがない。元首相コンビの脱原発は強烈だから、自民も必死だ。細川には菅や野田元首相も後押しをしている。一方自民は舛添の応援に党3役と閣僚を投入するようだ。現首相までが応援に入るという。これだけの面子が集まり応援合戦をするのであれば、さぞかし格調の高い応援が期待出来そうだ。そう思っていたがアニハカランヤ、五輪大会組織委員会の会長に就任する森元首相が「原発即ゼロなら五輪は返上」と訳の解らないことを言い出した。五輪を人質にして目眩しさせようという魂胆のようだ。こんな人が五輪委員長になって五輪が無事終わるのかと心配になる。都知事選も東京のことは抜きに進みそうだ。主役不在の都知事選は、これから更なるドタバタ喜劇の第二幕が上がる。中傷合戦の始まり始まり。

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