無駄遣いの極み

都知事選が3年連続で行われることになり、その費用は何と130億円になるという。果たしてこの金額が高いのか低いのか。誰が見ても高過ぎるに決まっている。2011年は慎太郎が連続4選を果たした年だ。この時既に慎太郎は任期を全うしないだろうと言われていた。案の定1年半で都知事職を投げ出し維新バブルに悪乗りした。首相の夢は儚く消え今ではショボい野党暮らしだ。猪瀬は慎太郎の後継指名を受け、有力な対立候補がない中でギネス記録に載るような大量票を獲得したが、これが傲慢さを生み孤立してしまったようだ。政治家ならば誰でも、選挙違反や収賄の定義は熟知している。こんな事も知らない候補に1票を入れた都民にも少しは罪がある。国際都市東京の知事に相応しかったのは笹川だったが、都民には無名だったようだ。都民は、能ある鷹は爪隠すという諺を知らなかったのかもしれない。猪瀬は退職金1千万円を返上しないと言う。投げ出した慎太郎と5千万円の猪瀬は、選挙費用に見合う仕事をしたのだろうか。選挙費用130億円をどう思っているのだろうか。