都知事の後釜は誰だ

舛添、小池、東国原、下村、橋本、池上、小泉という名前を聞いて何を思い浮かべるだろうか。これらは猪瀬の後釜として都知事候補の噂に挙がっている人物達だ。都知事という役職は大統領に似た権限がある。大統領といえば強力なリーダーシップ力が求められるのは当然だ。同時に東京都知事は世界有数の首都の長であるから、見識も品格も要求されることになる。我を通さず、かと言って妥協をせず、皆の意見を素直に聞き、高度な常識を持ち的確な決断が要求される極めて難度の高い職務に違いない。猪瀬は単発の問題解決能力はあるが一匹狼で人の意見を無視するので元々落第だった。慎太郎の後光が射したフロックな人生と言える。舛添は問題解決には優れているが自惚れが強すぎてフォローする人がいない。小池は期待する程の器量はなく視野が狭すぎる。東国原は庶民受けは良いが腰が定まらないし目的も定まっていない。下村が何故候補に挙がるのかが良く分からない。橋本はアスリートで言葉のキレも良いが知事としては未知数過ぎる。池上は過去の解説は上手いが未来を作り出す能力はあるのかないのか分からない。小泉は人を巻き込む能力がある。郵政改革は華々しかったが結局は元の鞘に収まってしまった。何もしなかったと同じことだ。7人とも一長一短あるが、消去法で選べば本命は小泉だろう。ただ問題は小泉が首相をした後に知事をやるのかと逡巡することだ。しかし都知事は大統領と同じと思えば、小泉にとっても更なる出世になるはずだ。国民は首相よりも強い大統領の出現を願っていると思うのだが。