今年の漢字、日本は「輪」台湾は「偽」

清水寺の貫主が書いた今年の漢字は「輪」だった。東京五輪開催決定や富士山世界遺産登録やサッカーW杯出場決定などで、日本中が輪になって喜んだり、相次ぐ自然災害に支援の輪が広がったからという理由が挙げられているようだ。このブログで11月5日に予想した今年の漢字は「倍」か「偽」だったが見事に外れてしまった。「倍」は惜しくも3位だったとのこと。「偽」が選ばれなかったのは結構なことだ。今年の漢字まで「偽」になると世の中が増々暗くなってしまいそうだ。ところが「偽」を選んだ国がある。台湾だ。今年の台湾は食品の安全問題が噴出し「假(偽)」「黒」「毒」「乱」等トップ10の殆んどが悪を意味する漢字だったとか。日本の「輪」には大勢の人が手を握りあい円滑に回転していくという意味があると清水寺貫主が言っている。来年も再来年も「輪」の効力が及ぶ社会になることを願いたいものだ。