ピンバッチいろいろ

国会議員が襟に議員バッチと共にブルーリボンを付けるのが定着した感がある。ブルーリボンを見ると、この人は拉致被害者家族を支援しているのだと思うし、それを心底支援しているように感じられるようになってきた。ところが最近ピンバッチがやたらと増えている。海外留学推進のホワイト、赤い羽根募金のレッド、児童虐待防止のオレンジ、更に女性への暴力防止のパープルと留まるところがない。議員の中には両襟に全部を付けている輩もいる。こういうものは全てを付ければ良いというものではない。これだけは絶対支援するという意志表示なのだから、多くなればなるほどその意志が曖昧に映る。頼まれれば何でも受けるが、私は受け身が信条だから積極的には活動しませんよ、と表明しているようなものだ。常に決まった一つのピンバッチしか付けない拘りが、意志の強さを表していて頼もしく見えるものだ。