マーガリンからバターへ

米食品医薬品局FDAが従来の姿勢を大きく転換し、食品に含まれる人工トランス脂肪酸は安全ではないとの決定を下したとのこと。従来から心臓発作や脳卒中の一因と疑われていた人工トランス脂肪酸がようやく使用禁止になりそうだ。トランス脂肪酸は揚げ物にパリッとした食感を与え、日持ちを良くする効果があるので広く使われているが、悪玉コレステロールを増やすのが欠点だ。日本でも以前から問題視されていて、トランス脂肪酸低減を発表している企業はある。だが国は日本人の摂取量は少ないので問題はないとしているようだ。トランス脂肪酸が多く含まれている代表的なものがマーガリンやファットスプレッドやショートニングだ。昔は動物性脂肪の摂り過ぎは体に悪いということでバターよりもマーガリンが推奨された時代もあった。我が家も嘗てはマーガリンに切り替え使っていたが、数年前にマーガリンを止めてバターに戻した。国の遅い対応などを当てにしていると被害を受けるのは国民だ。状況は時代と共に変わるものだ。情報を良く見て自分で判断する。それが自立というものだろうと思う。