レームダックからの復活を

最近のオバマ大統領は、元気がないと言うかカリスマ性が消えかけているように見える。議会をコントロール出来ずに政府機関閉鎖に追い込まれたり、東アジア首脳会議を欠席して中国の南シナ海問題に釘を刺すことも出来なかった。核兵器削減の決意表明をしておきながら片や自国ではプルトニウムを使った核性能実験をしたり、ブッシュが始めたとはいえ全世界から個人情報を盗聴していたことがバレて、自分は知らぬと頬っ被り状態。大統領になった当時の有能な側近の殆んどがオバマの元を去ってしまっているようだ。誰が見てもレームダックの典型だ。フォーブスの「世界で最も影響力のある人物」では滔々1位の座をプーチン大統領に明け渡してしまった。人間誰しも受け身になるとイジメにあうことになる。だがオバマも人の子だったでは済まされない。たとえ自分にとっては不利な状況でも自説を発信する努力が必要だ。黙っていては、いないよりも悪い。キレのある演説の復活を期待しているのだが。