動物心理学の研究対象

動物心理学の大学教授が「犬と飼い主は目の周辺が似ている」という研究結果を発表した。数年前に「犬の顔は飼い主に似ている」と発表した研究の続きで、顔のどの部分が似ているのかを調べたとのこと。最近犬の散歩をしている人を良く見かける。いつも興味本位で犬を見た後に、そっと何気なく飼い主の顔を見ることが多い。確かに犬と飼い主は似ていると思うことが良くある。だが「目の周辺が似ている」と言われても、犬のような鼻の人はいないし、犬のような口や耳の人も滅多にいない。目であるのは当然だと思う。自分が所属しているテニスクラブに、クラブへ犬を連れてくるメンバーが2人いる。共にチワワを飼っているが、顔ばかりではなく性格もそっくりだ。片方はお淑やかで、もう片方はエネルギッシュでアグレッシブ。犬を見れば飼い主が分かる。この教授は「飼っているうちに似てくるのではなく、飼い主が自分と似ている犬を選んでいるのではないか」とも言っている。何故飼い主は自分と似ている犬を選ぶのかとか、何故犬は飼い主の性格と似るのか、ということを研究対象にした方が動物心理学に適しているように思えるのだが。