本末転倒な教育委員会

長野県の教育委員会が中学生の朝練は原則やめる方針を決めたとのニュースがあり、まず奇異に感じた。何故だろうと思い続きを聴いていると、理由は食事と睡眠の生活リズムが狂い授業に悪影響を与えるからだという。更に方針案には、完全休養日を週2日以上取り勝利至上主義に偏らず生徒のニーズを生かす、という文言を盛り込んだとのこと。本来中学生が朝練をやることは良い事だと思う。早寝早起きの習慣が身に付き、鍛えるべき時期に身体を鍛える事が出来、丈夫な身体がその後の勉学にも仕事にもプラスに働くからだ。長野の教育委員会は一体何を考えているのだろうかと思う。もし今の朝練内容自体がヒートアップし過ぎているのであれば、調整すれば済む事だ。食事を摂らない子供がいれば必ず朝食を摂るよう指導すればよい。授業中に寝る子供がいれば早寝するよう先生が一言注意すれば足りる。朝練があろうがなかろうが授業中に寝る子は寝てしまうものだ。中学生の教育は、甘やかして育てることではなく、身体を鍛え規律を身に付けさせることが大切だ。委員会は原点に戻って再考すべきだと思う。