夢のカメラの出現か

スマホがまたまた進化を遂げそうだ。東芝が、撮った後にピントを合わせることの出来るスマホ用カメラモジュールを開発したとのこと。2個のカメラで撮影と同時に被写体の距離も計測し、後から画像処理により任意の部分に焦点を当てた画像を出力することが出来るらしい。更にレンズを動かす機構ではないためシャッタータイムラグも減らせるという。最近のデジカメは高性能なので通常の人物や風景撮影は綺麗に撮れるので問題はない。しかし、動きの激しいスポーツや子供を撮る時はピンボケやシャッタータイムラグにより出来損ない写真になりやすい。折角のシャッターチャンスを逃してしまい残念と思った経験は幾らでもある。早く製品化されるのが楽しみだ。多分近い将来このカメラモジュールがカメラやスマホに標準装備されることになるのだろう。この技術による効果の大きさには感心するが、最も感心することは「撮った後にピントを合わせる」という発想そのものだ。今までの技術屋は誰しも「撮る前の技術開発」に鎬を削ってきた。まさに逆転の発想というか、ブレークスルーというべき技術だと思う。感心。