カテゴリ:201309



30日 9月 2013
ここ数年福井県の三方五湖を訪ねる旅を計画したことはあるが未だに実現はしていない。勿論若狭湾国定公園の美しい風景と美味しい魚が目当てだった。ところがその三方五湖に世界のお宝が眠っているらしい。五胡の一つの水月湖の湖底には、7万年分もの堆積物が織りなす鮮やかな縞模様の「年稿」というものがあるとのこと。その年稿が過去5万年以内に起きた地震や噴火などの年代を決める世界標準の物差しに選ばれたと発表された。まさに英グリニッジ天文台が世界標準時の基準であるように、水月湖の年稿が地質学的時間の世界標準になるという。年稿は年輪のように1年1層ずつ成長するため、古代の気温や降水量など、地球環境変動の歴史を年単位で読み解くことが出来、更にはアメリカマヤ文明衰退の原因や人類発展の歴史まで分かるという。三方五湖は美しい風景だけではなく限りなくロマンを秘めた湖のようだ。来年は必ず訪ねることにした。
29日 9月 2013
福島原発汚染水処理の切り札とされているALPSが原因不明のトラブルで停止したが、その原因は何とタンク内のシートの取り忘れだったとのこと。ALPSは汚染水に含まれている63種類の放射性物質のうち62種類を取り除ける優れもの。毎日400tづつ増えている汚染水は35万tも溜まっている。東電が全勢力をかけて早急に稼働すべきALPSを動かせなかったのが、極めて初歩的なミスとは情けない限りだ。東電は初歩的ミスが多すぎる。汚染水を貯めるプールも、汚染水を貯めるような仕様にはなっていなかったし使用法も間違えて地中へ放射性物質を流出させた。さればとタンク方式に変更したが、漏れることが常識のパッキン・ボルト締め構造にしたため、放射性物質を地下水流まで拡散させてしまった。何故このように初歩的なミスが続くのだろうか。諸悪の根源は電気料金の総括原価方式にあると思う。掛かった諸経費に利益を上乗せした料金では赤字になることはない。社員が努力をしようがしまいが関係なく会社は安泰だ。どんな問題も自分自身の課題ではなくそのうち誰かがやってくれるだろうと当事者意識がない。汚染水を絶対場外に流出させないと執念を燃やす人材がいないのが不思議ではなく、当然の成り行きのようだ。道は遠い。
28日 9月 2013
アベフィーバーが止まらない。訪米中の安倍首相が米国人を前に大胆な発言を連発している。NY証券取引所では「世界経済回復のためには3語で十分。バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ)」と言い「大胆な規制緩和を断行し、日本をベンチャー起業大国にする」とまで明言した。また国連では、中国の軍備拡張を引き合いに出し「私を右翼の軍国主義者と呼びたければ呼べ」と右傾化を逆手にとり否定して、国際社会と強調した新たな積極的平和主義の旗を掲げたが、改憲については触れなかった。更に女性の社会進出支援にも言及し女性団体の称賛を浴びた。どうも安倍は国内と国外では言うこととやることが違うようだ。五輪のアンダーコントロールと同様に、安倍の英語のスピーチはスピーチライターの意のままに動く操り人形のように見える。だが「災いを転じて福となす」という諺もある。世界の人からウソツキと後ろ指を指されないよう、有言実行を願いたいものだ。
27日 9月 2013
スマホがまたまた進化を遂げそうだ。東芝が、撮った後にピントを合わせることの出来るスマホ用カメラモジュールを開発したとのこと。2個のカメラで撮影と同時に被写体の距離も計測し、後から画像処理により任意の部分に焦点を当てた画像を出力することが出来るらしい。更にレンズを動かす機構ではないためシャッタータイムラグも減らせるという。最近のデジカメは高性能なので通常の人物や風景撮影は綺麗に撮れるので問題はない。しかし、動きの激しいスポーツや子供を撮る時はピンボケやシャッタータイムラグにより出来損ない写真になりやすい。折角のシャッターチャンスを逃してしまい残念と思った経験は幾らでもある。早く製品化されるのが楽しみだ。多分近い将来このカメラモジュールがカメラやスマホに標準装備されることになるのだろう。この技術による効果の大きさには感心するが、最も感心することは「撮った後にピントを合わせる」という発想そのものだ。今までの技術屋は誰しも「撮る前の技術開発」に鎬を削ってきた。まさに逆転の発想というか、ブレークスルーというべき技術だと思う。感心。
26日 9月 2013
ロシア外務省が、今後日本の政治家には北方領土へのビザなし渡航を制限するかもしれないと釘を刺した。山本沖縄北方担当大臣がビザなし訪問で北方領土を訪れた後の会見で「粘り強く交渉を通じて領土問題の解決を図っていく」と述べた。そもそも、山本が渡航出来たのは、ロシアが元島民のため人道的にビザなし交流を認めた枠内だったのに、山本が政治的発言をしたからだ。安倍とプーチンが平和条約締結に向けて、交渉に先立ち落ち着いた雰囲気を保つという両者の合意があったのを無視したことになる。この件については、ロシア側の言い分が正当で、山本は領土交渉をより難しいものにさせてしまったといえる。状況は若干異なるが、尖閣諸島を考えてみれば直ぐに分かることだ。例えば、日本が中国外務大臣に日中友好のため尖閣諸島上陸を許可した後、中国外務大臣が「尖閣の地に立って増々我が領土を奪還しなければならないと決心した」とでも発言したら、日本政府は一体どのように反応するかは考えるまでもない。山本はかつてタレントに「ハッタリ君」と名付けられたことがある。威勢よくしゃべればいいというものではない。大臣としても議員としても戦略性に欠けるように見える。
25日 9月 2013
テレビドラマ半沢直樹の最終回は42%の視聴率を記録し、何と関西では瞬間風速50%を超えたとのこと。ゴールデンタイムで15%を超えるとヒット作といわれるそうだから、間違いなく超ヒットなのだろう。確かに観ていて面白いドラマだった。テレビ局にとっては視聴率そのものが仕事の成績となっている。だから各局は必死だ。しかし視聴率とは本当に実態を表しているのだろうかと疑問に思うこともある。現在の視聴率はビデオリサーチ社が1社で行っている。ビデオリサーチ社が契約した特定の世帯に機械を置き、そのデータをモニターして集計する方式を採っている。だが詳細は公表されていないので公平性は分からない。更に最近では我が家のように録画したものを観るスタイルの世帯も増えている。パソコンやスマホで観る人もいる。従って、契約した特定の世帯の数値が実態とは乖離しつつあることは間違いない。テレビ局が視聴率を重要視するのは番組スポンサーのプレッシャーによるためだ。だが観ている側から言わせてもらうと、面白い番組ほどCMを鬱陶しく感じるものだ。視聴率とスポンサーの宣伝効果は決して比例はしていないのだ。もうそろそろテレビ局もスポンサーも視聴率などを追わずに高品質の番組作りに目覚められないものかと思う。品が良く質が高い番組はスポンサーのイメージを良くするように思えるのだが。
24日 9月 2013
JRの悪口だけでなく褒め言葉も一つ。最近のJR九州には勢いがある。以前はJR北海道と同じようにパッとしない鉄道だった。ところが「特急ゆふいんの森」や「九州新幹線」で人出を集め、最近ではクルーズトレイン「ななつ星in九州」がホットな話題になっている。「ななつ星」は来月中旬から運行される観光寝台列車。車両編成はラウンジカーと食堂車とスイートルームの客車が5両で贅沢な仕様。九州7県を回り、各地の有名郷土料理が提供される。1泊コースと3泊コースがあり、費用は一人当たり15万円から100万円程度とのこと。関東・関西の観光客やアジアの富裕層の利用を見込んでいるらしい。狙いは見事に当たり予約倍率は7倍もあり、来年6月までの予約はすでに埋まってしまって大盛況とのこと。時代の波を捉え、やり方次第で事業は成功する典型例だろう。一方JR北海道は事故続きで乗客が離れる一方だ。北海道は九州以上に観光スポットも美味しい食べ物もある。クルーズトレインを企画すれば予約が殺到するに違いない。結局経営者の質で天地ほどの差が生まれてしまったということだろう。今からでも挽回は可能なはずだ。
23日 9月 2013
JR東海がリニア新幹線の停車駅案を発表し、地元は期待に胸を膨らませているようだ。停車駅は、品川、相模原市、甲府市、飯田市、中津川市そして名古屋の6駅。2027年開業予定で品川名古屋間を40分で走る。8割以上はトンネルで総工費は9兆円。費用は全てJR東海が負担する。2045年には大阪まで繋がる予定とのこと。運賃はのぞみの800円増し程度になるらしい。地元はお祭り気分だが、果たしてJR東海もはしゃいでいて良いものだろうか。リニアに乗車する人は、新幹線からの乗り換え客が殆んどのはずだ。新規の乗客が爆発的に増えるとは考え難い。常識的に考えると、JR東海のリニア事業は自殺行為そのものだ。経営者は9兆円の負担をどのように評価しているのだろうか。日本の有料道路計画は常に大甘の利用者数を前提に建設され大赤字に陥っている。JR東海は民営化されているので、道路のように親方日の丸とはいかないはずだ。自分が経営者であれば考えただけでもゾッとする。JRの経営者は東海も北海道も本当に正気なのだろうか。
22日 9月 2013
JR北海道で保全不良による事故が頻発している。火災に続き今度は脱線だ。レール異常をほったらかしにした箇所が何と97もあったという。起こるべくして起きた脱線といえる。最早事故ではなく事件の領域に達している。2年前に炎上脱線事故の責任を取り自殺した社長が「客の安全を最優先する社員になってほしい」と遺書を残したが、その効き目もなかったようだ。本社の部屋には「私たちはお客様を大切にします。安全輸送に徹します。知恵と活力を結集します」という社是が白々しく飾ってあるらしい。保全を強化するにはトップ自らが率先して保全活動を始めるべきだ。トップが本気になって取り組めば社是も生き、社員にその本気度が伝わり事態は好転するものだ。しかしそれでも抜本的な解決には至らないだろう。JRには構造的な問題が有る。日本全国どこでも距離別料金のなっていて、関東の100kmも北海道の100kmも同じ料金だが、乗車人数は北海道の方が極端に少ない。だが収入の少ない北海道は関東と同じ保全費用を負担しなければ保全は保たれない。即ち北海道が関東と同じサービスを提供すること自体に無理があるということだ。JR北海道は、安全を最優先で確保しながらその他のサービスを見直しコストダウンを図ることと、北海道独自の割高料金体系を作り上げる努力が必要だと思う。
21日 9月 2013
今までに経験したことのないような豪雨被害にあった京都も立ち直りつつあるようだ。豪雨の次の日、福知山の民家に入った泥を掻き出す高校生のニュースを見て、今時の高校生も捨てたもんじゃないと嬉しくなった。困った人を助けること、汚くなる仕事でも嫌がらず率先すること、まさに実地教育の真髄を実践して指導している高校もあるのだと感心した。そして今日もニュースで同じような光景を放映していた。嵐山の泥を被った商店を清掃している高校生の姿だ。だが何か違和感を覚えた。二番煎じだからという訳ではない。何故人手には困っていそうもなさそうな土産物屋の清掃を手伝っているのだろうか。ボランティアではなくアルバイトをしているのだろうか。テレビはその行為を美化して事実を捻じ曲げているのではないのだろうかと感じたからだ。自分の受け取り方が間違っているのであれば嬉しい行為ではあるが、真実はよく分からない。ただ切迫感があるようには受け取れなかったことが唯一の気掛かりではある。

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