首相の英語のスピーチ

アベフィーバーが止まらない。訪米中の安倍首相が米国人を前に大胆な発言を連発している。NY証券取引所では「世界経済回復のためには3語で十分。バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ)」と言い「大胆な規制緩和を断行し、日本をベンチャー起業大国にする」とまで明言した。また国連では、中国の軍備拡張を引き合いに出し「私を右翼の軍国主義者と呼びたければ呼べ」と右傾化を逆手にとり否定して、国際社会と強調した新たな積極的平和主義の旗を掲げたが、改憲については触れなかった。更に女性の社会進出支援にも言及し女性団体の称賛を浴びた。どうも安倍は国内と国外では言うこととやることが違うようだ。五輪のアンダーコントロールと同様に、安倍の英語のスピーチはスピーチライターの意のままに動く操り人形のように見える。だが「災いを転じて福となす」という諺もある。世界の人からウソツキと後ろ指を指されないよう、有言実行を願いたいものだ。