新人期待のプロ野球開幕

プロ野球が開幕した。今年の目玉は新人だ。何と新人の10選手が開幕1軍入りを果たした。開幕戦スタメンでは、日本ハムの大谷は高卒新人としては東映時代の張本以来だし、楽天の則本は南海の杉浦以来の開幕先発投手。今後の活躍が楽しみだ。阪神の和田監督は「144分の1という感覚で開幕を迎えたことはない。開幕の1勝は10勝分の効果がある」と言っている。確かにプロでも開幕戦は緊張するのだろう。負けから始まると今年は勝つことが出来るのだろうかと不安になる気持ちは分からないでもない。ゴルフで1番ホールの第1打が上手く当たるか不安になるのと同じ心境なのだろう。だが監督がこれほど開幕戦を重要視しても良いのだろうかと疑問に思う。監督の思い入れが強いほど、その緊張感が選手に伝わる。選手は自分自身の緊張だけでなく更に監督の緊張感も背負うことになる。それで果たして選手は平常心で実力を発揮出来るのだろうか。出来るはずがない。明らかに和田監督はチームの足を引っ張っていると言える。監督が為すべき事は、選手が実力を思う存分発揮出来る状況を創り出すことと、144試合の一つひとつに集中し結果を積み上げることに尽きる。今年は新人の活躍を期待したい。