ダイエーはいつまで続くのか

イオンがTOBでダイエーの株を取得し子会社化することになったとのこと。ダイエーは価格破壊をスローガンに一時は小売業のNo.1にも輝いたことがある。だがバブル崩壊後業績が悪化し2004年に産業再生機構の支援を受け、2006年には丸紅が買取り筆頭株主になった。しかし結局立て直すことは出来なかった。原因は社風にあると思う。ダイエーは安売りで有名だったが、その安値は仕入れ値を過酷なほどに値切ることにより得た安値。今で言う下請け虐めだ。業績悪化で潰すか再生かで揉め始めた頃、下請けの納入業者らは、ダイエーを一切助けようとはしなかった。親の仇を取るようにザマーミロと言うほど業者から憎まれていた。自分はその当時ダイエーは潰すべきだと思っていた。経営陣が変わろうが、支援を受けようが社風は変わらないものだ。下請け虐めの社風が存続すれば、結果は見えている。業績が回復するはずがない。国が支援しダイエーを再生させようとした判断は誤りだったと言える。一旦ダイエーを潰し、従業員をヨーカ堂かイオンに再雇用してもらうことがベストの選択であったと思う。今後イオンがダイエーという社名を存続させるか否かに興味がある。イオンのお手並み拝見。