ダイヤ改正に思うこと

毎年3月16日はJR列車ダイヤ改正の日だ。新型車両の導入により東北新幹線が最速320キロ、秋田新幹線が300キロにスピードアップし、一方で京葉線は混雑均等化のため快速が廃止された。新幹線の速度が上がると鈍行は通過待ちのため従来より時間がかかることになる。京葉線の快速を利用していた人には遅くなるので不満になるが、鈍行しか止まらない駅の利用者にとっては本数が増えるので好ましい。この2例は対照的だが、どっちに転んでもメリット・デメリットが生じることになる。自分個人としては、京葉線の快速廃止に反対だ。今までは快速は速いが混んでいて、鈍行は遅いが空いていた。自分は混んでいる電車が苦手なので、たとえ時間がかかっても空いていた方がいい。JRは何を基準にダイヤ改正をしているのだろうか。勿論速くて空いているのがベストだが、現実的ではない。それならば、速いものあり遅いものあり、混んでいるものあり空いているものあり、の多様性こそが客の身になった対応と思えるのだが。