今際の際の石原一家

側近の反対を押し切って都知事を辞めて国政に出たものの、目論見が外れて総理にはなれなかった。その石原は失意の中で入院し、もう誰とも話したくなく面会謝絶中とか。今では旧太陽にも相手にされず、口から出るのは不平不満ばかりで猪瀬にも嫉妬しているとの噂がある。華々しかった都知事時代に較べると、まさに晩節を汚したと言える。天国行きの階段をあと数歩のところで踏み外してしまい転げ落ちているように見える。石原は、確かに見識も高く指導力もある。だが傲慢さと身内意識が強すぎた。良い時は持ち上げられるが、不要になれば捨てられる、そんな人間の類いだろう。息子の伸晃は環境相になったが、除染問題は遅々として進まず、PM2.5問題は官僚に丸投げ。中国への環境技術協力についても体よく断られ、まるで子供の使い以下の体たらく。その下の宏高はパチンコ大手に選挙支援を要請し公職選挙法違反疑惑が浮上しているし、銀座の高級クラブに入り浸っているらしい。この二人は親の威光の元に生きている七光り族の出来損ない。これから先の威光のない人生は己の力で生きる以外にない。相当厳しいものになりそうだ。結局、石原は政治家としても父親としても、育て上げたものはなく失敗に終わってしまったようだ。