煙霧が教えてくれたこと

今日の昼間、晴れていた空が俄かに暗くなり黄色に染まった。視界が遮られ近くのビルが黄色く霞んで見えた。さてはPM2.5を含んだ黄砂が、とうとう中国から関東平野にまで襲来してきたのかと思った。ところがテレビ情報によると、黄砂ではなく煙霧というものらしい。調べてみると、液体の微粒子が浮遊しているものを霧といい、固体のものを煙霧という。乾燥しているところを寒冷前線が通過し、強烈な風が砂塵を巻き上げる現象らしい。昔は近所に畑が多く、春先は強風で空が黄色くなったことを思い出した。近頃は宅地化が進んだせいか、大人になってからは殆んど見かけたことはない。煙霧が中国の黄砂を連想させ、その連想が北朝鮮の核に頼る不気味な行動を連想させた。世の中何が起こるかは予測出来ない。北朝鮮問題も政府や官僚に任せておけば良いというものではない。個人個人が意見を発することこそが、時代の流れを変えていくことになる。たかが煙霧だが、なすべき道を教示してくれたような気がした。