ピンクのクラウン

新車発売には、その車のイメージカラーを採用することが定着したようだ。初めてその印象を強く与えたカラーは、日産ティーダのハーベストイエローだったと記憶している。ホンダのインサイトはライトブルー、トヨタのアクアはブルーがイメージカラーで、そのカラーを見るだけでその車をイメージ出来るメリットがある。ところが昨年末にトヨタが発表した新型クラウンは何とピンク。クラウンといえばトヨタの最上級車で「いつかはクラウン」というキャッチフレーズが一世を風靡した時代があった。高級セダンにピンクは似合わない。若者や女性をターゲットにしたとのことだが、行き過ぎだ。とても売れるとは思えない。トヨタの狙いは購入層の拡大ではなく、レクサスの陰に隠れてしまったクラウンに再び脚光を与えるためのショック療法だろうと思う。事実クラウンとは全く縁のない自分がクラウンのことをブログに書いている。トヨタの宣伝戦略の勝利ということになりそうだ。