厳しいテニスと和やかなテニス

全豪テニス大会では日本選手が破竹の勢いだ。錦織は3回戦を突破してベスト16入りし、クルム伊達はシングルスも混合ダブルスも3回戦に進出し、そして森田も3回戦に進出した。錦織の活躍は言うに及ばず、42歳の伊達の活躍には敬意を表したい。ところが同じテニスでも全く違う次元で頑張っているクラブもある。今日は自分がお世話になっているテニスクラブの平日参加者有志による新年会があった。10時過ぎから12時半頃まで練習をこなし、その後2時間程度練習試合を堪能し、2時半過ぎ頃から新年会になった。いつものことだが、女性が得意の料理を持ち寄り男性がアルコールを持参する。このクラブの女性は特に料理が得意のようだ。20名程の人が取り囲むテーブルの上には食べきれそうもない御馳走が豪華に並ぶ。取り皿には数々の料理が盛り付けられる。酒はスパークリングワインから始まり赤白ワイン、日本酒などなどアルコールラッシュとなる。良い意味での酒池肉林だ。いつもこのテニスクラブでいいなと思うことは、オレガ、オレガの人間がいないこと。しかし参加するための責任は果たす。いつも相手の立場を考えて振舞う人が多いのだ。自分の主張を一歩引くことが相手の主張を和らげることになると言うことを暗黙の裡に知っている。全豪テニスの厳しい戦いの裏には同時に、和やかなテニスの戦いも続いているということだと思う。