年末年始の出入国ラッシュ

年末年始を海外で過ごした人たちの帰国がピークを迎え、今日一日で約5万人が入国するらしい。「楽しかった、思い出になった」と帰国組は明日への活力を養ったようだ。国内でも同様にリターンラッシュが続いている。しかし一方では正月休みが終わり再び家族と離れ海外の仕事に戻る者もいる。長男はシンガポールに帰っていった。昔から日本の年末年始は帰郷ラッシュとリターンラッシュの繰り返しだが、自分は東京生まれで帰る故郷はなかった。年末になると、故郷に帰りますと言う田舎の人が生き生きとしているのが羨ましかったのを思い出す。年末年始の大移動にはいつもこう思う。帰郷した者は勿論家族からの思いやりや暖かさを受け活力を感じて帰ってくる。そして海外旅行者は、海外を楽しむために行くだけではなく、日本に帰ってきたことに喜びを感じ、そこから活力を得るための旅行をしているように見える。行くところと帰るところがある人はいい。温故知新か、はたまた温新知故か。