WBCに参加すべし

国際野球連盟公認の野球の世界一決定戦であるワールド・ベースボール・クラシックWBCの参加について日本プロ野球選手会が不参加を表明し揉めている。WBCへの回答期限は今月中、もう残された時間はない。日本が不参加でもWBCは開催されることになっている。選手会の反対理由は「利益配分の不公平」で「5年先10年先を考えて」反対しているとのことだが、その理屈が良く分からない。選手会は第1回目WBCのときも「利益配分の不公平」を理由に反対したが「不参加は国際的な孤立を招くだけ」との結論に至り参加した。現在も状況は同じだが今回は「利益配分の不公平」を理由に不参加表明へと変わった。WBC参加チームは従来の16から28カ国に増え、世界的にはマイナーな野球がメジャーになるかもしれない状況にある。今もし日本が参加を見送れば、日本のプロ野球は5年先も10年先もWBC開催中は寒さを堪えて侘しいオープン戦をしていることになる。選手会の不参加は、日本のプロ野球を草野球化してしまうことになるだろう。WBCに参加すべし。