円周率とゆとり教育と米国

3.14159265という数字、これは円の周の長さと直径の比として定義される数学定数である円周率パイの値だ。パイの値は既に紀元前3000年の古代エジプト時代に3より少し大きめと分かっており、紀元前250年ころにはアルキメデスが現在の値とほぼ同じの数値を導き出していたほど歴史の古いものだ。それを日本のゆとり教育ではパイ=3として古代エジプト時代のレベルに戻してしまった。パイ=3は教育レベルを下げてしまったゆとり教育の象徴と言える。幸い小中学校では昨年から脱ゆとり教育が始まっている。パイ=3.14をベースに基礎学力の向上を図ってほしいものだと思う。話は変わるが、アメリカの総人口が8月14日東部時間の午後2時半に3億1415万9265人になり円周率と同じ並びになったとのこと。ひょっとするとこんなことをきっかけにアメリカの数学レベルが上がることになるかもしれない。