工学ノーベル賞

ノーベル賞の工学版となる英国の「クイーンエリザベス工学賞」が創設され受賞候補の募集が始まったとのこと。ノーベル賞の受賞対象は科学的な発見や基礎研究に限られ工学は対象外。英国王立工学アカデミーが人類に顕著な利益をもたらした工学分野の業績を対象に賞金100万ポンドを贈るという。これと同じような賞は既に米国工学アカデミーが行っているが、この種の賞は工学研究者にとって励みになるので多ければ多いほど良いだろう。日本の候補を考えると、古いところでは西澤さんの光ファイバー、佐川さんのネオジム磁石、新しいところでは吉野さんのリチウムイオン2次電池あたりか。日本は工学分野に強い。これをきっかけにモノ創り日本の復活を望みたい。