国会議員ID・パスワード流出(2)

11月15日のブログで書いた対策「世界常識から見れば国会議員の情報システムが破られるのは格好悪いのでそこそこに対策は必要かもしれない」は完全に誤りであった。7月下旬に届いたメールの添付文書を一人の衆院議員が開いてしまったことでウイルス「トロイの木馬」が侵入し、その後1か月以上の間サイバー攻撃側の盗み見状態が続いた。参院も同時に同様な状態に曝された。衆院には衆院議員約480人と各公設秘書1人の計約960人分と、衆院事務局の職員約1700人を合わせた計約2660人分のパスワードなどがある。衆院事務局は10月25日のサイバー攻撃発覚直後と27日の計2回、議員にパスワードの変更を求めた。しかし「パスワードを変更した」と回答した議員は45%「変更していないや無回答」は55%に上ったという。唖然というか愕然というか国会議員のモラールの低さには開いた口が塞がらない。サイバー攻撃を受けパスワードが流出した状態でもパスワードを変更しない議員は、最早被害者ではなく寧ろ加害者に近い。そもそも低能な国会議員にパソコンを持たせたこと自体が間違いのもとだった。日本の国会議員からパソコンを取り上げることこそ最適なサイバー対策になることは間違いない。事務局はパスワードを変更しなかった者の氏名を公表すべきだ。次回選挙の参考資料としたい。