国会議員ID・パスワード流出

サイバー攻撃で全衆院議員の公務用パソコンのIDとパスワードが流出していたことが衆院の調査報告で明らかになった。この事件で驚かされたことは「全衆院議員のパソコンID流出」ではない。驚いたのは、2か月前からパスワードの流出が分かっていたのに今頃になって間抜けな報告をしたことと、衆院から参院にサイバー情報が流れていなかったことと、その間参院が何の対処もしなかったことと、衆院と参院はシステムも業者も別で連動していないことだ。何故こうなるかを考えてみた。まず第一に衆参議員のパソコンからは重要秘密情報にアクセス出来ないに違いない。そこには重要秘密情報は存在しないから敢えて高度なセキュリティーは必要ない。第二に日本の政治家は重要事項については証拠を残さないように料亭で連絡する習わしなので元々パソコンのセキュリティーは不要。サイバー攻撃を受けて困る人物は、ツイッター遊びで予算会議に遅刻したことのある原口元総務相程度に過ぎないだろう。世界常識から見れば国会議員の情報システムが破られるのは格好悪いのでそこそこに対策は必要かもしれない。