復興構想:エネルギー源

これからの発電エネルギーを何に求めるべきか。原子力が如何に危険で高コストになるかは立証された。原発神話の時代はすでに終わった。福島原発を含め古い原発は順次廃炉にすべきだ。振り返るべきではない。石油も高価格となり今後主流に返り咲くことはない。エネルギー効率からみたら、当面は天然ガスをメインにすべきだろう。風力、太陽はコストがかかりすぎる。日本にとっては日本海溝に豊富に存在するメタンハイドレートが、将来有望なエネルギー源になるだろう。したがって、日本政府は今後この分野の実用化研究に注力すべきだ。しかし、もっと身近に見直すべきエネルギー源がある。水力発電だ。日本は、雨が多く、山ばかりで平野の少ない地形のため水力発電が最適だ。同時に鉄砲水やがけ崩れ等の災害の防止も可能だ。まさに日本の弱点を補うものだ。歴史的に見ると、昔は水力発電しかなかったが、米国から無理やり原子力発電が導入されてきて今日に到っている。しかしその構図が激変した今、その象徴として水力発電回帰のため、八ッ場ダムを早急に建設推進すべきだ。全国の水力発電は電力平均化のため揚水発電を目指せばよい。これからの水力発電開発は、お年寄りの多い過疎地を富山市のように都市部に集約し、お年寄りに住みよい住環境を提供出来るし、かつ環境にやさしく無駄で危険なエネルギーを必要としない国を提供するかもしれない。