石川遼と松山英樹

19歳の石川遼君と松山英樹君のマスターズゴルフは快挙の一言に尽きる。石川は惜しくも20位となり次回の出場権は逃したものの、もっと大きなものを掴んだ。今期の賞金全額を被災者に寄付するという常識では考えられないことを宣言し、それが引き金となって世界6大ツアーが100億円規模の義援金を申し出た。初めての予選通過時に「気持ちの強さとは練習量だとわかった」と言い、天才は努力の上に成り立っていることを証明した。松山は地元仙台が被災したにもかかわらず、出場に踏み切った。被災地を勇気付けたいという気持ちを込めた右袖の日の丸が印象的だった。しかも結果はベストアマを獲得。被災者がこの二人にどれほど勇気をもらい力付けられたか計り知れない。日本の明るい未来が見えてきたような気がする。