小物幹事長

「私に何の連絡もなく首相が総裁に入閣してということをやっても絶対に成就しない」こう言ったのは石原伸晃自民党幹事長だ。菅首相が谷垣総裁に直接入閣要請したのを後で聞いて。重要な話はトップ同士で直接交渉するのが常識だ。首相からみれば石原は小物、話は不要。しかも岡田幹事長が石原と内密で相談した際、すぐにその内容をばらしてしまったのが石原で、石原は誰から見ても信用がおけない人物だ。小心者が権力を持つと、張子の虎のように空威張りをする。総額20兆円以上となる震災復興費の財源を如何に手当てし、どう対策をうち、いかに被災者を救済するかは政治家にとって、極めてやりがいのある仕事のはずだ。自民も民主もない。国民にとって大事な仕事を前にして、幹事長が自分の面子しか考えられない小物では成るものも成らないだろう。