民主党のボランティア活動

大震災を受け、民主党は国会議員や秘書が着用するおそろいの防災服をあつらえることを決めた。色は濃紺、党名ロゴマーク付き、金額は5千円程度、4月中旬に配布予定。パフォーマンス先行だと極めて評判が悪い。一方、民主党は党所属議員に被災地での汚泥撤去のボランティア活動の参加を呼びかけた。ところが、募集要領には議員防災服、民主党表示のあるものは不可と記載。理由は個人参加のためと言っているが、おそらく不満の溜まった被災者たちから石を投げられるのを恐れてだろう。「自分は民主党議員です」と胸を張って言えない議員は、スーツ姿でボランティア活動をすればよい。いまだに党の基本理念となる綱領がない民主党は、綱領が出来た暁にはその中に「国会の制服は防災服とする」と明記するとよい。