世界の潮流変化

4月1日、エイプリルフールのエの字も聞かれないのは、まだ日本人に良識が残っているからだろう。今日は年度初めだ。いま世界も年度初めのように大変革を遂げようとしている。中東では帝国主義の植民地政策の名残である現地権力者による支配が、民主化により終焉を迎え始めている。米は多極化を進めている。英独仏では保守中道右派政権が相次いで逆風にさらされ新興勢力の支持率が上昇している。中は一般市民農民の不満を抑えるのに躍起だ、いつ爆発するかわからない。露ではプーチン首相の大統領選出馬阻止の動きがあり、行政機関の汚職腐敗の撲滅が叫ばれ始めた。日本では大震災復興をきっかけに民自大連立が成立し政治が機能し始めるかもしれない。世界のそれぞれステージは異なるが、経済至上主義が終わり保守が衰退し、物よりも心を大切にする人間性至上主義が台頭する予感がする。