「上手く行っている」と嘯くトランプ

今年は1月に米大統領に就任したトランプに世界中が振り回された1年であった。ノーベル平和賞が欲しいが故に各地の戦争に口を挟んだ。トランプは7つの戦争を終結させたと豪語しているが、本当だろうか?確かに口は挟んだ。停戦合意のための舞台は作った。だが、トランプには外交・安全保障政策の軸が無い。具体的に何を目指すのか?そのためにはどのような条件が必要か?誰がいつまでに何をしなくてはならないのか?というビジョンが無かった。だから、停戦合意の破棄と違反が相次ぎ、解決の糸口は見つからないままだ。そこをロシアと中国につけ込まれた。結局、米国は中東でもアジアでもアフリカでも力を失う羽目に陥ってしまった。米国内も同じだ。トランプの関税政策で、国内700社以上が破産した。インフレが加速し消費心理は悪化の一途を辿っている。最早「上手く行っている」と言っているのはトランプだけだ。