バラック建築?

最近都内で細長い板を縦に張り巡らした建物を良く見掛けることがある。今を時めく隈研吾が手掛けた建物だ。国内だけで200以上あるというから大流行という訳だ。でも、細長い板を縦に張り巡らした建物は、戦後のバラックを連想させるから、自分は好きではない。デザインの良さも感じない。だが、好みの問題だけなら良いが、隈研吾の建物には大きな欠陥があるという。耐久性が無いのだ。材質に杉が多く使われていて、苔が生えたり、腐ったりして建物寿命が20年も無いらしい。高知県の雲の上のホテルや群馬県富岡市庁舎や馬頭広重美術館の著しい劣化は「クマ被害」としてよく知られている。隈研吾は、阪神・淡路大震災と東日本大震災を見て、コンクリートなどの人工物で自然に立ち向かおうとする20世紀の思想が破綻したと感じ、森林を手入れして生み出す木材は、人間と地球をつなぎ合わせる存在と位置付け傾倒したと言われている。一般に鉄筋コンクリートの建築は法的に47年が耐用年数、重量鉄骨造で34年、軽量鉄骨プレハブ造は27年、木造住宅は22年となっている。しかし、1300年も維持している法隆寺五重塔と隈研吾の杉板との違いが分からないのかもしれない。隈研吾が手掛けた国立競技場は、あと何年保つのだろうか?