昨日は維新の議員定数削減についてダメさ加減を指摘したが「泥棒にも三分の理」があるように、今日は「議員定数削減にも三分の理」があるという話。実は議員定数削減には、維新の目論見とは違うメリットがあるという。ずばり言うとギャラガー指数GIだ。この指数は「0」に近いほど、有権者の投票と議席数が一致し、民意が忠実に議会に再現されている状態を意味する。逆に、数値が大きくなるほど、選挙の勝者がより多くの議席を得やすくなり、民意とのズレが大きくなる状態を示すという。一人当たりGDP成長率vsギャラガー指数GIのグラフによると、GIが7辺りで最低となり、25辺りで最高になり、その後下がっていく。現在の日本は9辺りだ。現在の日本は、経済成長率が最も低くなる谷底を、わずかに抜け出た地点にいるのだ。これは、日本の選挙制度が、少なくとも経済成長という観点から見れば、最適とは程遠い状態にあることを示している。つまり、比例を減らし小選挙区を増やせば、一人当たりGDPが向上することを表している。ここで面白いことが考察される。比例が高すぎる場合、たしかに多様な民意は反映される。しかし、その代償として多くの政党が乱立し、安定した政権を築くことが困難になる。一方比例が低すぎる場合は、選挙の勝者が議会の絶対多数を握り、安定した単独政権を築きやすい。しかし、その裏では多くの民意が切り捨てられているため、国民の不満が水面下で蓄積し、長期的な政治不安の火種となる。取り敢えず、比例を減らすことが今の日本にとって、経済を良くすることに繋がるという結論だ。
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