アギヨン=ホーウィット理論

PRESIDENTonlineの記事「ノーベル経済学賞研究で日本人の給与が上がらない理由がわかった…日本の生産性を下げた悪しき文化」が面白い。ノーベル経済学賞を受賞した「アギヨン=ホーウィット理論」は、日本が賃金を上げ、経済を再興するためのヒントになるという。中核をなすのは、成長率 g=λ×lnf()(1+γ)g=λ×\ln(1+γ)g=λ×ln(1+γ)という式だが、中身は簡単だ。λは革新頻度、γは改良幅。経済成長は「技術革新の数と質の掛け算」として定義される。創造・破壊・成長・制度の4段階構造が循環し続けるとき、経済は停滞せず進化する。日本の「失われた30年」は、創造の少なさ、破壊の遅れ、成長の浅さ、制度の硬直という4つの歯車が同時に摩耗している結果なのだ。「技術があれば成長する」時代は終わった。倒産や撤退は「経済の再生プロセス」である。日本がいま直面しているのは「賃金を上げる」ことではなく「賃金を創る」ことの難しさだ。「ゾンビ企業」が生産性を下げている。国家は投資家であり、保険者でなければならない。成長とは偶然ではなく、設計できるのだ。そして、いま日本が直面しているのは、まさにその設計を行うか否かという岐路である。日本の全ての政治家は「アギヨン=ホーウィット理論」を勉強し、実践に活かすべきだと思うのだが。