ニデックの不適切会計疑惑

電子部品大手のニデック(旧・日本電産)が、不適切会計疑惑に直面している。今年5月には、イタリア子会社の監査が遅れていると発表した。その後、グループ内に同様の問題がないか調査するなかで、中国子会社であるニデックテクノモータに不適切会計の疑いがあることが判明した。有価証券報告書には、監査法人による監査済みの財務諸表などの提出が求められる。監査意見には、無限定適正、限定付き適正、不適正、意見不表明の4種類がある。イタリア子会社の監査は実態が掴めず意見不表明になっている。一方、ニデックテクノモータの不適切会計には、本社の経営陣が関与したとの資料が存在する。第三者委員会を設置し、事実関係が調査されているが、未だに結論は出ていない。現在、不適切会計なのか不正会計なのか、あるいは粉飾決算なのかを調べているという。創業者でグローバルグループ代表を務める永守重信は、利益目標の達成に厳しく業績や株価向上に拘ることで知られている。これらの不正は、永守によるプレッシャーだと考えると、妙に腑に落ちる。