自民の参院選大敗の責任を巡り、石破降ろしが迷走している。自民党総裁選の前倒し実施の是非を問う投票に、記名を公表することが決まった。驚くことに、実施を求める声が萎んでしまったのだ。前倒しを求めた40人の現旧派閥の内訳は、麻生派と旧二階派がそれぞれ8人でトップ。次に旧茂木派7人、旧安倍派5人と続く。ところが、中堅若手ばかりで、先頭に立って石破降ろしを叫んでいた旧安倍派の5人衆は態度保留なのだ。麻生以外は、殆どの大物議員は口を噤んでしまった。ここに日本政治の大きな欠陥が見られる。1つは「皆で渡れば怖くない」方式でやってきた議員は、いざ己の名前が出るとなると、何も言えなくなってしまうこと。如何に無責任な政治をやっているのかがバレバレだ。もう1つは、それを逆手にとって延命を図る石破首相だ。「首相の座にしがみつくつもりはない」とは言うものの、しがみつく技を駆使している。結論から言うと、石破は退陣し、総選挙に打って出るべきだ。その結果、参院選大敗の責任の所在が明らかになるはずだ。
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