トランプ劇場が終焉を迎えつつあるという話がある。アメリカでも100年前にポピュリズムに走った大統領が高い関税を課して、その税金を富裕層の減税に回す手法を用いて、経済を低迷させた歴史がある。トランプ同様に「アメリカ・ファースト」を唱えた第29代大統領ウォーレン・ハーディングだ。経済は一時的に繁栄したが、1929年の大恐慌への伏線ともなってしまったのだ。また、70年前のアルゼンチンのペロン大統領も、高い関税や輸入代替を掲げて、国内産業の振興を図り、さらに指導者への個人崇拝やメディアや大学、法律事務所など市民生活の一部に対する攻撃を実施した。まるでトランプとソックリだ。だが、当時は第2次世界大戦時に蓄えたアルゼンチンの豊富な外貨保有量は世界一と言われたたが、行き過ぎたポピュリズムによって、その後の国力を失ってしまった。歴史に学ぶのは賢者の証しだ。歴史を学ばず天に唾を吐く者の行く末は、大概知れている。
コメントをお書きください