浮き草のように感じること

マネー現代の記事「なぜ自民党が衰退したのか」が面白い。あの小林興起元衆院議員が語っている。小林興起は自民内の派閥を渡り歩き、郵政民営化反対で除名され、その後、新党日本を皮切りに12もの党を渡り歩いた浮き草のような人物だ。でも、時代考証は的確だ。結論から言うと、民意軽視の積み重ねと小選挙区制が自民の衰退を招いたという。昭和は消費税など無く、法人税や所得税が高かった。法人税が高ければ企業は税を払うよりも、人材確保の面から給与水準の底上げを図る。その結果生まれたのが中産階級だ。そして経済の好循環が起きた。しかし、平成二桁年に入ると、庶民のための定率減税や定額減税が廃止される一方、低法人税率が恒久化された。企業に溜まったお金は株主配当、巨額役員報酬と内部留保に回って、給与上昇には結びつかなかった。その一方で、消費税も社会保険料も上がった。その結果、庶民の負担は増して大半の国民は貧しくなり、その時代は「失われた30年」と言われるようになった、と。ここまでは納得した。そして、小林は、自民の衰退は小選挙区制にあると説く。でも、小選挙区制にはメリットもデメリットもある。自分はどちらが良いかは分からない。だが、小選挙区制は小林と同じ浮き草のように感じる。いっそのこと中選挙区制に戻してみたらどうだろうか。