日本のタコと米国のTACO

日本で「このタコ!」と言えば、人を罵倒する時に使う言葉だ。下手くそとか、不細工な男性とか、足手まといの厄介者という意味がある。ゴルフの1ホールで8打も叩く人間をタコと言う。タコは8本足だからだろう。自分は時々タコになることがある。極めてガッカリするものだ。一方米国ではトランプがタコと呼ばれて激怒しているという。タコはタコでも横文字でTACOと呼ばれている。勿論、日本のタコとは意味が異なる。Trump Always Chickens Out(トランプはいつもおじけづく)」の略語だ。TACOは、英紙フィナンシャル・タイムズの記者が、政策が市場を混乱させ始めると撤回するというトランプの傾向を強調するために考案したものだという。中国には145%の関税を掛けると公言したのに、米国債売却をちらつかされて一気に115%も下げた。まさにトランプの泣き所だ。Chickenと言わずして、何と言うべきか。トランプは二度と言うなと息巻いているという。まさにトランプは日本のタコの典型とも言えそうだ。