日産の経営再生のためのホンダ・日産経営統合の方向性が彷徨い続けている。1月末までに方向性を見定めるとしていたが、2月に先送りされた。昨年11月に発表した再生計画では9千人を削減するとしていたが、未だに具体案は無い。労使協議も無いし、従業員への説明も無い。最近は日産の子会社化が言われ出した。従業員の不安は募るばかりだ。内田日産社長の無能さが際立っている。そもそも、ホンダ・日産の経営統合話が唐突に生まれたのは何故なのだろう。鴻海が日産を買う情報が入り、経産省が「鴻海に取られる位ならホンダと統合させてしまえ」とでも考えたのだろう。ホンダはホンダイズムが徹底しているが、一方日産は官僚気質だ。統合するには無理がある。子会社化では日産社員が浮かばれない。幸か不幸か、鴻海には元日産NO3の関EV事業最高戦略責任者がいる。日産はゴーン改革の影響でHVに後れを取った。今更後追いは出来ない。幸いEVでは先行している。現在EV市場は世界的にシュリンクしているが、逆に言えばチャンスでもある。この際、鴻海と組んで、EVの新世界を切り開くべきだと思う。
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