三菱UFJ銀行は魚頭腐銀行に

三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から十数億円超の顧客の資産が盗まれた。何と犯人は貸金庫の鍵の管理者だったという。三菱UFJ銀行は「人事の見誤りではない。少し管理が不十分だった」と釈明したが、釈明になっていない。銀行の貸金庫の安全性は絶対的なものだったのに、根底からひっくり返された。信用第一の銀行業にとって、絶対にあってはならないレベルの事件なのに、反省がなさ過ぎる。一方で、三菱UFJ銀行の副支店長が強要未遂罪で起訴された。副支店長が6代目山口組組長の「司忍」などと騙り、顧客企業を脅していた事実が発覚した。貸金庫の窃盗よりも質が悪い。週刊文春はこの他にも、高齢富裕層へのハイリスク商品を売るための研修資料の存在とか、経営トップらが立て続けに軽井沢の物件を購入している実態や、暗雲が垂れ込める4トップ交代人事まで企業体質の実態を報じている。魚は頭から腐るというが、この諺は三菱UFJ銀行のためにあるようだ。これを機に、三菱UFJ銀行は魚頭腐銀行とでも行名変更した方が良い。