アメリカへの貢ぎ物

自民党総裁の選挙日が近づいている。増田俊男の「時事直言」が、歴代自民党総裁の裏面をえぐり出している。以下は「時事直言」からの抜粋。日米同盟の基本は「アメリカが日本の安全を守り、日本はアメリカの経済を守ること」である。ウォール街を代表するゴールドマン・サックスは「日本には規制と言う名のボックスに入っている五つの宝物がある。我々は日本の宝を我が物にしなくてはならない」と言い続けている。第一は郵貯・簡保の340兆円、第二はGPIF(年金積立金管理運用資金170兆円)、第三は国民金融資産中現金預金1,100兆円、第四は農協JA銀行民営化120兆円である。第一は小泉内閣の郵政民営化で目的達成、第二は安倍内閣で達成、第三は岸田内閣の「預金から投資へ」の掛け声によるNISAで達成予定。第四の農協120兆円は小泉進次郎内閣になれば農協改革で農協解体、JA銀行民営化で達成される。 第五は「日本の水」である。水道インフラの所有権は国や都道府県にあるが、水道法改正で外資が水道インフラ管理、災害時対策に参入出来るようになった。将来麻生太郎系総理が誕生したら、日本の水は外資が支配することになる。しかしながら、アメリカは日米同盟関係でアメリカの責任分野である安全保障まで日本に「救い」を求めている。さて、自民党の新総裁は誰が選任されるのだろうか。