統合小学校の校名騒動

倉吉市の成徳小学校と灘手小学校が統合されるが、開校する新しい小学校の校名選びが二転三転している。成徳小学校の在籍児童数は119人で、灘手小学校は33人。新校名の公募では「打吹」が150件で「至誠」は1件だったが、市議会は「至誠」とする学校設置条例改正案を可決した。だが、住民団体が反発し撤回を要求。2つの校区の住民で作る統合準備委員会は「打吹」と「至誠」の両方を取り入れた「打吹至誠」を新校名候補とし、市が「打吹至誠」とする条例案を提出。これに対して市議会側からは、校名を「打吹」「成徳」とする修正動議がそれぞれ出された。市議が「統合準備委員会のメンバーの自宅のまわりに反対チラシが配布されるなど看過できない状況。「成徳」なら影響が一番少なく費用も最小限におさえられる」と主張し、採決の結果「成徳」に決まったとのこと。自分は地元民ではないから、細かい事情は分からないが、市議会は何故最初にたった1件しかない「至誠」を選んだのだろう。何故住民が希望する「打吹至誠」を選ばなかったのだろう。何故住民と市議会の意見が乖離しているのだろう。結局、灘手小学校が成徳小学校に吸収される形になった。灘手小学校の創立は明治とのこと。何か儚さを感じる。