暴力団とヤクザの争い

古舘伊知郎が「岸田の言葉は空っぽの貝殻だ」と言っている。「検討します」「注視します」「見極めます」の連続だから、古舘の言い分は正しい。ところが、岸田にも中身のある貝殻かもしれないと思わせる言動がある。福島原発事故の放射能処理水を、今年の春から夏ごろに海洋放出する方針を決定したのだ。まぁッ、一昨年に放出の基本方針をを決定したのは菅で、岸田は単にその方針を踏襲しただけなのだが。処理水放出には経緯がある。まず、日本漁連が猛反対した。で、政府は風評被害対策として300億円を準備した。ところが、日本漁連のボスの言い車に負けて、萩生田が+500億円を出す羽目になってしまった。萩生田のミスだ。この間、岸田の成果はあるのだろうか。誰が見ても、全く無い。あたかも、暴力団のようなものにむしり取られただけなのだ。でも、日本漁港連が暴力団とは思わない。しかし、その行為は暴力団そのもの。暴力団とヤクザの争いとしか、見られない。残念。