人を呪わば穴二つ、とは

自分はリニア新幹線の新設には反対の立場だ。メリットを感じない。便利になるとも思えない。ましてや東京と名古屋が一つの都市になるとは全く思えない。万一のケースでも東海道動脈の替わりに機能するとも思えない。リニア新幹線は、政商の柘植元JR社長と安部元首相の利権発掘作業でしかないと認識している。だが、それに膨大な国費をかけ、工事が始まってしまった。もはや、単に反対しても、止めることは不可能に近い。あとは、出来てしまったリニア新幹線を、投資に見合うよう如何に活用するか考えなくてはならないと思うべきだ。そう努力してもメリットを見出せなかった場合は、柘植と安倍の過ちを明確にして、今後の計画を価値あるものになるように寄与すべきだと思っている。ところが、川勝知事は、ドンキホーテの如く、国とJR東海にイッチャモンをつけて妨害し続けている。その行為は、最早怨念と言える。川勝は、単に反対しているのではなく、怨念の塊と化しているのだ。東洋経済が、川勝を称して「人を呪わば穴二つ」との記事をあげた。「人を呪わば穴二つ」とは、他人を呪い殺そうとして墓穴を掘れば、その報いを受けて死ぬ自分の墓穴も掘らねばならない、という意味だ。人を呪えば身を呪う。まさに、言い得て妙だ。