SHEINって

原宿に出店した中国発の低価格アパレルSHEIN(シーイン)が話題に上っている。安い、オシャレ、少量生産だから他人とカブらないという理由でZ世代に受けているという。今や企業価値はZARAもユニクロも超えているらしい。リアル店舗を持たず、全てネット販売方式をとっている。中国の広州市の服飾生産地帯の数多くの下町工場を基地にしていて、AIアシストによるデザイン作業で効率を上げ、流行に乗り遅れず納期が短縮でき、多品種生産ができ、おまけに在庫が増えない長所があるとのこと。一方で、問題も有る。激安価格の背景には中国の長時間強制労働が関与しているとの疑惑報道もある。英国のメディアの調査によると、従業員は1日18時間労働を強いられ、報酬は1着につきわずか6円しか得ていないという実態があるという。また、有名デザイナーたちが著作権侵害だと怒りの声を挙げているという。SHEINは、中国ならではの成功例のようだ。