福岡国際マラソンの行方

福岡国際マラソンが開催された。あれ?確か福岡国際マラソンは昨年で幕を閉じたと理解していたのだが。以前の福岡国際マラソンは事実上のマラソン世界選手権と言われ、多くの有力選手が出場していた。ところが、スポンサーのマイナビとの契約が昨年で終了し費用面での見通しが立たなくなったことと、実業団が最も力を入れているニューイヤー駅伝の直前の大会なので参加を渋る実業団が多くなったことが閉幕の原因だったはずだ。でも、そこに木下グループという救いの神が現れた。資金面では何とかクリヤー出来た。しかし、開催期日は同じなので、有力選手は参加せず、低調な大会となった。今やマラソンは市民参加型が主流だ。ボストンマラソン・ロンドンマラソン・ニューヨークシティマラソンは言うに及ばず、東京も大阪もそうなっている。福岡国際マラソンが生き延びる道は、市民参加型の福岡マラソンと合併することだ。市民マラソンと一緒になれば参加料という安定収入も得られるし、知名度や人気もあがる。良いこと尽くめだが、実現するかは分からない。そこにマラソン業界の問題がありそうだ。