次期NHK会長の人選

ネットでは「前川喜平さんを次期NHK会長に」という署名活動が、にわかに盛り上がりはじめているという。前田現NHK会長の任期は来年1月末に切れる。そのため署名活動が急遽行なわれているのだ。現在のNHKは政権に対し忖度のし過ぎだ。と言うよりは、経営トップが政権に支配されている。そのため、政権に不都合なニュースは流さない。キャスターが少しでも政権批判に繋がる発言をすれば、即左遷する。クローズアップ現代の国谷裕子や、ニュースウオッチ9の大越健介と有馬嘉男や、クローズアップ現代+の武田真一など、数え上げたら切りが無い。NHK会長の任命は、経営委員会の12名の経営員のうち9名以上の賛成で決まる。その経営委員は、両議院の同意を得て総理大臣が任命することになっている。それを悪用したのが安倍元首相だった。かくして福地茂雄元アサヒビール社長、松本正之元JR東海社長、籾井勝人元三井物産副社長、上田良一元三菱商事副社長、前田晃伸元みずほFG元社長という政権の言いなりになるお飾り会長が生まれたのだ。前川氏は「NHKの会長に就任した暁には、憲法と放送法を遵守して、市民とともにあるNHK、そして不偏不党で、真実のみを重視するNHKのあり方を追及していきたい。そのためには番組の編集・報道にあたって、完全な自由が保障されないといけない」と訴えている。前川氏は、モリカケ問題が発覚した時に、安倍政権の嘘を徹底的に暴いてきた実績がある。NHK改革にも期待したいものだ。