大男総身に知恵が回りかね

スシローが今度はマグロだ。お騒がせが続いている。昨年の秋から冬にかけて「濃厚うに包み」や「冬の味覚!豪華かにづくし」などのメニューでは、約600店舗の9割が提供できない期間があったにもかかわらず、CMを続けていたとして批判が殺到。いわゆる「おとり広告」だ。今年の6月に、消費者庁から再発防止を求める措置命令が出された。だが、その直後の7月には「ビール半額」セールを実施したが、実際には定価で販売していたことが発覚。再度の「おとり広告」で、客足が途絶えガラガラ状態が続いているという。ところが、今度はマグロ偽装疑惑だ。スシローはテレビCMで、一般的な回転寿司店ではキハダマグロを使用しているところが多いのに対し、同店では味が濃厚でキハダより仕入れ値が約1.2倍高いというメバチマグロのみを使用していると、アピールしていた。味に肥えた業界関係者がスシローのお客さま相談窓口に問い合わせたところ、鉄火巻にはメバチマグロが使用されているとの回答。それでも納得出来ない関係者はDNAを調べメバチマグロではなくキハダマグロであることを突き止めた。スシローは、キハダマグロ7割、メバチマグロ3割であることをとうとう白状した。スシローは図体が大きくなり過ぎた。大男総身に知恵が回りかね、ということか。